2022年初春展 出品工房のご紹介 岡半/富田染工芸/松崎人形
2022年しろがねGallery「初春展」 開催中です
2022年1月15日(土)~1月25日(火)11:00~19:00 木曜休廊 Pあり
出品工房のご紹介です。未来を創る伝統の息遣いをぜひ、ご覧ください。
〈松崎人形/江戸木目込人形〉
江戸衣装着人形と江戸木目込(きめこみ)人形のどちらも手掛ける、大正9年創業の『松崎人形』。
「人形はものであって、ものでない。自身の分身であり、大切な人を投影して、眺め大事にするもの」三代目、松崎幸一光こと松崎光正氏は熱く語ります。
工房には20~30代の若手も多く、次代の創作にも意欲的です。伝統的な人形製作にとどまらず多様なモチーフに挑戦し、また木目込人形を、アートの域へと昇華させています。今回は、日本工芸会に出品し受賞歴もある、松崎光正氏の現代彫刻も同時に展示します。
〈富田染工芸/染小紋〉
創業1914年の『富田染工芸』は、江戸小紋・江戸更紗などを染める工房。古くからの道具が風情を醸し出す工房は、12万点にも及ぶ伊勢型紙が貯蔵されている宝庫でもある。5代目当主の富田篤は、伝統の図柄に染小紋の価値を見出しながら、江戸小紋や江戸更紗の型紙を使って、スカーフや日傘など、現代の暮らしに寄り添うような品々を企画提案し、新しい価値の創出に挑戦し続けています。
富田染工芸がプロデュースするファッション小物のブランド「SARAKICHI」も数多く出品しています。
〈岡半/造花〉
大正11年創業の『岡半』は造花に声明を吹き込んできたメーカーです。雛人形に添えられる橘や桜、そして童人形が手に持つ草花は、主役である人形に対して脇役ではありますが、3代目・岡田雄二氏には「人形の格をあげてくれる」と、人形師から指名の注文が入ります。代々継承された造花の技により、作品全体を調和させる大切な要素として、際立たせる力を持ち備えています。
今回は、東京手仕事プロジェクト©による企画商品であるモビール、「ゆらぎ盆栽(松・藤・椿)」なども出品しています。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~okahan/
紹介文引用:東京手仕事プロジェクトより